温泉の色のしくみ
川の深い所は青緑色に見える (長良川) 川の水の深い所は緑色に見えます。これは太陽光のうち、赤色の波長の光が水の分子に吸収される性質があるため、残された青緑系の波長の光が川底で反射をしたり水中の微粒子によって散乱をしたりして私たちの目に飛び込…
あこがれの乳白色の温泉 青色の温泉のメカニズムは、メタ珪酸粒子によって「レイリー散乱」が起こることによるものでした。 それでは、乳白色の温泉のメカニズムは?と、考えたくなります。今度のキーワードは、温泉で生成される微粒子と「ミー散乱」です。 …
「青い温泉」も「青い空」も同じメカニズム 子どもの頃はずーと、空が青いのは宇宙の色が見えているからだと思っていました。 太陽の光は「波長の違う様々な色の光」からなり、そのために、光が水滴やプリズムなどを通過して分解されると「虹色」となって現…
温泉の楽園「薩摩硫黄島」 鹿児島県の薩摩硫黄島へ行った時、船の横をトビウオが飛ぶわ飛ぶわで、びっくりしました。鳥のように数十メートルは軽く飛んでいました。トビウオの「羽のような鰭(ひれ)」は飾りではなく、ちゃんと機能していることがわかりまし…
「黒湯」はなぜ黒いのか 東京湾周辺の地域では、昔から「黒湯」と呼ばれる透明感のある黒褐色~褐色(琥珀色)を呈する温泉が湧き出しています。 在りし日の「麻布十番温泉」の黒湯 北海道の十勝川温泉では、このような褐色の温泉を「全国的にも珍しいモール…