温泉博物館 名誉館長の 温泉ブログ

  温泉の科学や温泉現象について、わかりやすく解説します

2024-01-14から1日間の記事一覧

つげ義春の温泉

岐阜市柳ケ瀬の「ねじ式」 岐阜市の歓楽街?柳ケ瀬に、国宝級(人によって見解が異なります)の看板があります。「ねじ式」です。スナックの看板です。夜になるとピンク色の輝きが一層魅力的です。 柳ケ瀬の「ねじ式」の看板。 タイトルも字体も色彩もすばら…

地名も大切な文化だと思うのですが

私が大好きな地名 23年ぶりに大好きな地名の標識に会ってきました。 私が日本一好きだった地名 「兵庫県 温泉町 湯」 「温泉町湯」という憧れの地名も、浜村町と合併して今や「新温泉町湯」になっていました。ゴジラもウルトラマンも温泉も「シン」の時代な…

温泉が海水に混じると「にごる」!

温泉の楽園「薩摩硫黄島」 鹿児島県の薩摩硫黄島へ行った時、船の横をトビウオが飛ぶわ飛ぶわで、びっくりしました。鳥のように数十メートルは軽く飛んでいました。トビウオの「羽のような鰭(ひれ)」は飾りではなく、ちゃんと機能していることがわかりまし…

温泉の未来は君たちにかかっている

「いいねえ! 3年4組」 長野県にある諏訪湖のほとりに湧く2つの温泉地。昔、駅のホームに露天風呂があったのが上諏訪温泉。湖畔の片倉館に圧倒されます。 一方、諏訪大社の門前町であり、中山道と甲州街道が交わる宿場町でもある下諏訪温泉。小さな旅館や…

「標高」と「海抜」はどう違うの?

能登地震の津波災害を目の当たりにして 今回の能登半島地震でも大きな「津波」が押し寄せ、甚大な被害が出ました。海岸沿いの低地の恐ろしさを再認識することになりました。 山の高さなどの場合「標高○○m」と表記されるのに対して、海岸沿いの低地などの場合…