温泉博物館 名誉館長の 温泉ブログ

  温泉の科学や温泉現象について、わかりやすく解説します

温泉博物学

温泉博物館のHPをリニューアルしました!

「下呂発温泉博物館」も、おかげさまでこの春には開館22年目を迎えようとしています。これまで多くの皆様にお越しいただき、心より感謝申し上げます。 今回、温泉博物館のホームページをリニューアルいたしました。ちょっとだけでも覗いていただければうれし…

「入浴者心得」に温泉の本質をみる

新年おめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 モール温泉を湛える鹿児島県「前田温泉」の浴室 鹿児島県川内高城温泉の共同浴場 昨年は、地元で愛される共同浴場にたくさん浸かることができ、改めて温泉のすばらしさを再認識することが…

奥飛騨温泉郷「温泉講座と現地観察会」のご案内

秋の一日を素敵な奥飛騨温泉郷で過ごしてみてはいかがですか? 今年も「中部山岳国立公園 奥飛騨ビジターセンター」のイベントとして、奥飛騨温泉郷の福地温泉で、『温泉講座と福地温泉現地観察会』が開催されることとなりました。私、古田靖志が講師を務め…

「温泉双六」のこと

温泉双六 温泉博物館に展示する「人文資料」を探しに、よく神保町の古本屋街へ出かけました。いろいろな古書店を巡って足で稼いだ温泉資料の一つに「温泉双六」があります。 昭和26年発行「温泉双六(全国温泉地めぐり)」 上の写真は下呂発温泉博物館に展…

謎の「鹿塩温泉」の不思議な『山塩』

不思議な「山塩」 つい最近、信州の道の駅で、『大鹿村の山塩羊かん』なるものを見つけました。久々に『山塩』という言葉に出会い、感激してすぐに購入しました。 『大鹿村の山塩羊かん』 『山塩羊かん』の裏側の説明書き 今から20年以上前のことですが、下…

昔の温泉旅館のパンフは勉強になります

手元にある下呂温泉の旅館の「昔のパンフレット」を改めてじっくり見てみました(いつ頃作成されたものかは残念ながらよくわかりません)。 下呂温泉の旅館の古いパンフレット(筆者所有) パンフレットに「日本三名泉」の由来が書かれている! 下呂温泉は「…

全国の温泉みやげを求めて

温泉みやげ 温泉に行くとき、そんなに期待するわけではないのですが「みやげ物屋さん」をのぞくのは楽しみの一つです。その土地のおいしい名物は地元のスーパーで買うことが多いのですが、何かしら温泉地に来た証に、温泉地の名前が刻印されたようなものが買…

温泉博物学「外国の温泉土産・入浴剤」

台湾北投温泉のお土産「湯の華」 台湾の北投(ぺいとう)温泉には「地熱谷」と呼ばれる温泉の自然湧出地帯があります。沼のような底から高温の酸性硫黄泉がボコボコと湧き出していて、北投温泉の泉源となっています。日本で特別天然記念物に指定されている「…

温泉博物学「温泉軟膏」

なんか効きそう!「血の池軟膏」 別府鉄輪温泉の名勝「地獄めぐり」の一つに、赤い色をした「血の池地獄」があります。池の見学場所の傍らには、「血の池軟膏」などの販売コーナーがあります。 別府地獄めぐりの一つ「血の池地獄」 「血の池軟膏」とは、血の…

温泉博物学 「温泉細工」

温泉スケールを逆手に取って生まれた「温泉細工」 温泉地に行ってお土産を探すのも楽しみの一つです。特にその土地ならではのお土産に出会えればうれしくなります。 炭酸カルシウムでコーティングされてできた土産用「温泉細工」 上の写真は、またまた下呂発…

温泉博物学 「硫黄系の液体入浴剤」

温泉と薬機法(やっきほう) 以前は「薬事法」と言っていた法律が、2014年に「薬機法」に改正されました。正確には、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」と言います。 温泉は薬物ではないので効能が言えない 温泉は、薬物で…

温泉博物学 「こつぼ洗い器」って、何?

こつぼ洗い器 何年も前のことです。伊香保温泉の観光案内所に併設されていた「伊香保歴史資料室」というちょっとした展示スペースに、写真のような珍しいものが展示されていました。私は初めてこのような資料を見ましたが、皆さんは、これが何だかおわかりで…

温泉博物学 「飲泉カップ」

飲泉許可が下りている温泉を飲むことにより、薬を飲むのと同じような薬理効果を得られる場合があります。 飲泉は特に東ヨーロッパで古くから盛んに行われていました。 飲泉の際に使われるのが、専用の「飲泉カップ」です。 下呂発温泉博物館に展示されている…

温泉博物学 「入浴用湯の華」

温泉成分からつくられる入浴用「天然湯の華」 工場で重曹などの成分を調合してつくられる入浴剤とは別に、温泉地において温泉成分を樋などで沈殿させたり、太古の温泉沈殿物を加工したりしてつくる天然の入浴剤もあります。特殊なものとしては、別府明礬温泉…