小学生が実験してみました
何年か前に「ヘルシア緑茶」がブームになった頃、お茶の中に「カテキン」が何mg含まれているかというのが一つの売りになっていました。
緑茶の中にはタンニンという成分が含まれ、その大部分がカテキンからなっています。すなわち、緑茶の場合ほぼタンニン=カテキンです。
「緑茶」に「鉄分(鉄イオン)を含む温泉」を混ぜると、タンニンと鉄イオンが反応して、「タンニン鉄」という黒い沈殿を生じ、黒く変化します。
とにかく、緑茶に鉄分を含む温泉をまぜると黒くなるのです。この性質を利用して、小学生が夏休みの一研究で、カテキンの量を比べる実験をしてみました。
いろいろな緑茶のペットボトルを買ってきてコップに注ぎ、そこへ鉄分の含まれる温泉を同じ量ずつ入れました。
その結果、真っ黒になるものとそうでないものがありました。黒くなったものほどタンニン(= カテキン)の量が多いことを物語っています。
ヘルシアが一番黒くなると期待していたようですが、結果はどうもそうではなかったようです。
温泉に行かれた折には、緑茶に新鮮な温泉水を混ぜて黒くなるかどうか試してみてはいかがでしょうか。それによって、温泉が鉄分を含むかどうかがわかります。
別にわかってどうということもないのですが‥‥。